日本のピアノ・ソナタプロジェクト
― 埋もれた音楽遺産を未来へつなぐ、演奏と記録の文化活動 ―
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三井住友銀行
支店名:トランクNORTH支店 (403)
店番号:005
預金種目:普通 口座番号:0298906
口座名義:一般社団法人 日本人作品と音楽文化の会Vacances Musicales
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🧾 領収書の発行について
ご希望の方には、銀行振込控えと照合のうえ、領収書(PDF)をメールにて発行いたします。
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中日新聞一面に掲載(2023年11/29)
2023年度新曲委嘱作品
「日本のピアノ・ソナタ プロジェクト」は、日本の作曲家によるピアノソナタを掘り起こし、委嘱し、演奏・記録・発信していく文化事業です。
なぜ“ピアノソナタ”なのか──それは、ソナタという形式がクラシック音楽において最も思想的かつ構造的な完成度を求められるジャンルであり、作曲家の個性と時代精神が純粋に表れる表現形式だからです。ベートーヴェンやモーツァルト、ショパンにとってソナタがそうであったように、日本の作曲家にとっても、ソナタはその音楽的思索の核心にあります。
しかし、日本のクラシック音楽の歴史において、こうした“本格的な創作”は長く正当に評価されず、記録も継承も不十分なまま放置されてきました。今を生きる日本人の精神が刻まれた作品の数々が、埋もれたままになっているのです。
本プロジェクトは、それらの遺産を掘り起こし、現代の作曲家と演奏家の協働によって更新し、未来に記録として残す試みです。音楽は国境を越える文化です。世界的に見ても自国のソナタ作品を体系的に発掘・記録している国は少なく、この取り組みは「日本人とは何か」を芸術の側から問い直す、文化的に非常に重要な営みです。
このプロジェクトは商業的収益を目的とせず、純粋に文化と未来のために行われています。これまで「湘南クラシック音楽を愛する会」などの支援のもとで地道に継続してきましたが、さらに継続的かつ発展的に展開するためには、皆様の新たなご支援が不可欠です。
■活動の全体像
【演奏 × 動画 × 音源配信】 の三段構成
年間スケジュール
内容
1月~11月
新作の委嘱、過去作品の研究・リハーサル
12月
初演を含むコンサートを開催
翌年4月頃
「ピティナ公開録音コンサート」で再演、動画撮影
5月以降
ホール録音・CD制作・音源配信
この三段階の流れにより、演奏を一過性のものにせず、記録と普及にまでつなげます。
本プロジェクトでは、現代作曲家への継続的な委嘱も行っており、これまでに近藤浩平、竹内淳、木下大輔といった実力派作曲家による新作ピアノソナタを初演・記録してきました。
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近藤浩平:日本を代表する現代作曲家の一人で、自然や風景をテーマにした作品で知られ、欧米でも演奏される機会が多い。
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竹内淳:国際現代音楽協会(ISCM)世界音楽の日々入選作曲家。構築的で精緻な作風に定評がある。
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木下大輔:クラシックから舞台音楽・映像音楽まで幅広く活躍する作曲家で、叙情性と現代性を兼ね備えた作品を発表。
2026年度は中川俊郎氏に決定しました。近藤浩平氏への委嘱による《ピアノソナタ第2番「徳山村の記憶」》は、2023年にピアニスト杉浦菜々子によって初演され、翌年4月のピティナ公開録音コンサート「日本人作品の夕べ」で動画収録されて公開されています。
▶ 杉浦菜々子による演奏動画:https://youtu.be/ZL1rcf9F0FY
■社会的反響と評価
2023年には東京新聞・中日新聞にて本プロジェクトの活動が第一面で紹介され、クラシック音楽を「文化資産」として捉え直し、記録・配信までを一貫して行う革新的な取り組みとして評価されました。
▶ 東京新聞:https://www.tokyo-np.co.jp/article/208435
▶ 中日新聞:https://www.chunichi.co.jp/article/208435
記事では、
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日本の音楽文化のなかで見過ごされてきた「ソナタ」という形式の再評価
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社会問題とクラシック音楽の役割
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民間主導で行われていることの珍しさと文化的価値の高さ
が高く評価されました。
クラシック音楽に詳しくない方にとっても、「大切なものが記録され、未来に手渡される」営みとして、社会的な意義が共感を呼んでいます。
この評価は、企業や教育機関にとっても、“共に文化を支える担い手”として参加することの価値を裏付けるものです。
■主催団体と演奏者の紹介
2025年まで「湘南クラシック音楽を愛する会」
2026年より
「湘南クラシック音楽を愛する会」
「一般社団法人日本人作品と音楽文化の会 Vacances Musicales」
の共同主催になります。
一般社団法人日本人作品と音楽文化の会 Vacances Musicales
▶ 公式note:https://note.com/vm2021
主な活動内容:
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「山田耕筰ピアノ音楽プロジェクト」:埋もれた作品の再発掘・演奏・出版
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邦人作品の出版:山田耕筰、宮城道雄などの楽譜を非営利で継続出版
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音楽絵本シリーズ:『ブルグミュラー絵本』『エリーゼのために』など ▶ https://note.com/vm2021/n/n67803d9246b7
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Amazon DOD・松沢書店の「楽譜ナビ」などでの全国販売:https://www.matsuzawa.gr.jp/score/
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地域演奏家との協働・教育支援
演奏者:杉浦菜々子(ピアニスト)
本プロジェクトの中心演奏家。邦人作品に特化した演奏・研究・教育活動で全国的に注目されており、ピティナをはじめとした音楽教育の分野にも広く貢献しています。
▶ ピティナ演奏者ページ:https://research.piano.or.jp/person/11277
▶ Note連載『日本人作品あれこれ』:https://note.com/vm2021/m/mf15b16846df4
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ピティナ・ピアノ曲事典にて邦人作品多数収録:https://research.piano.or.jp/series/nihonjin
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配信アルバム一覧:https://naxosjapan.lnk.to/VM-1014
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CD&楽譜等コンテンツ一覧:https://nanakom.thebase.in/
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東京新聞・中日新聞など多数の報道実績あり
■年間必要経費(目安)
区分 内容 金額
固定費 委嘱料・会場費・宣伝費等 30万円
制作費 録音ホール(2日間)・調律・CD制作 40万円
合計 70万円/年
※CD制作費が確保できない場合、自宅スタジオでの収録配信となります。CDは『レコード芸術』などの批評の対象となるほか、全国の販売店での取り扱いが可能となります。
ご支援の形態
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年間協賛(70万円)
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部分協賛(30万円 / 10万円)
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物的協賛(会場提供・機材・印刷など)
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一口支援(個人・団体問わず 1万円~)
■おわりに
「音楽」は社会の中で静かに生まれ、時代と人を超えて残っていくものです。
いま、この国の音楽遺産をただ残すだけでなく、“生きたかたちで”未来へとつないでいく仕組みが必要とされています。
「日本のソナタプロジェクト」は、目立つ活動ではありませんが、確かな芸術と文化のための記録事業です。
どうかこの試みに、皆さまのお力をお貸しください。
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▶お問い合わせ・ご相談は:noteのメッセージまたはメールにてお気軽にご連絡ください。
ご支援のお願い
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配信アルバム(2023年)
「徳山村の記録〜日本のピアノ音楽 山田耕筰・近藤柏次郎・諸井三郎・近藤浩平ピアノ作品集」
https://naxosjapan.lnk.to/VM-1014
ナクソス・ミュージック・ライブラリー、Apple Music、Spotifyなどで配信中。

2024年度プログラムの配信アルバム制作のためのレコーディングは、2025年6月17日浦安ホールで行います。






